【PR】車の故障時に頼りになるJAF
車両にトラブルが発生した場合、JAFの会員であれば、ロードサービスを無料で受けることができます。
JAFは基本的に会員制ですが、入会していない人でも利用は可能です。ただし、多くのサービスが有料となったり、救援依頼が多い場合は利用を断られたりすることもあったりと、会員とは扱いが大きく異なるところもあります。
ここでは、JAFに入っていない人がJAFのロードサービスを利用する際のポイントや注意点などを解説します。
車の故障時に頼りになるJAF
JAFのロードサービスは、車に故障や事故などの突然のトラブルが発生した場合に便利です。遠方の外出先や高速道路でも駆け付けてくれて、車の応急手当やレッカー移動を行うというサービスを全国どこでも24時間365日行っています。
ここでは、JAFの主なサービス内容について見ていきます。
JAFは会員制
JAFは基本的に会員制で、個人会員や家族会員として利用することができます。
以下では、JAFへの入会方法やサービス内容などについて詳しく解説していきます。
入会方法
JAFへの入会方法は簡単です。まず申込用紙に手書きで記入して提出するか、Webサイトで必要事項を入力します。そして入会費の支払いなどの手続きを済ませれば完了です。
費用の支払方法や障害者手帳の有無などによって、割引サービスを受けられることもあります。
JAFへの入会手続きが完了すると、手続きから3週間ほどで会員証が届きます。それまでの間は、会費の支払時に発行される受領証などが仮会員証として使えますので、大切に保管しましょう。
「家族会員」としての入会
前述したのは「個人会員」としての入会方法ですが、個人会員1人につき5人まで「家族会員」としての入会も可能です。家族会員は、生計を一にしている家族なら入会可能で、入会費は無料、年会費も個人会員の半分で済みます。
家族会員の場合、会員証はそれぞれの氏名で発行されるので、ロードサービスを受ける際は個人会員と同様の使い方ができます。
対象は「車」ではなく「人」
JAFのロードサービスの対象となるのは「車」ではなく「人」なので、トラブルを起こしたのが会員名義の車でなくともサービスを受けられます。
例えば、レンタカーでも会員が運転あるいは同乗さえしていれば、ロードサービスの対象となります。
主なサービス内容
JAFはロードサービスの対象として認められている車種であれば、故障などのトラブルに対応してくれます。
例えば、バッテリー上がり、タイヤのパンク、キーの車内への閉じ込み、レッカー移動などです。JAFの会員であれば、こうしたサービスをほぼ無料で受けられます。
重大なトラブルが起きていない場合、例えば「異音・異臭がして不安だ」といった内容の点検からでも相談できるので、頼もしいサービスでしょう。
会員ならほぼ無料と書きましたが、会員でも無料サービスの範囲が決まっており、それを超過すると料金がかかります。例えば15キロ以上を超過する牽引、事故車の処理や転落時の引き上げ作業、バッテリーやガソリンといった部品代・燃料代などです。
また、会員と非会員とで受けられるサービスも異なりますので、その点は覚えておきましょう。
その他ロードサービスとの違い
ロードサービスは、自動車保険やクレジットカードの契約に付帯していることがあります。しかし、サービス内容はJAFのロードサービスと全く同じとは限りません。
JAFのほうがサービスが手厚かったり、反対にJAF以外のほうがサービスの範囲が広範囲であったりすることもあります。
特にJAF以外のロードサービスでは、利用回数の上限や内容によっては有料となるサービスがあることを覚えておきましょう。例えば、自動車保険に付帯しているロードサービスは、一年間の利用回数に制限があるのが一般的です。(制限の内容は各社によります)
また、JAFのロードサービスのほうが、無料で対処可能なトラブルの範囲も広いことが多いです。
JAFはパンクの応急処理、タイヤチェーンの着脱、スタックした車の引き上げなど、様々なトラブルを無料でカバーしますが、保険付帯のロードサービスだと有料となるものもあります。
特にJAFで特徴的なのが「タイヤ貸し出しサービス」です。タイヤがバースト(破裂)した、側面を損傷した、スペアタイヤがない・使えないなどの場合に応急用のタイヤを貸し出してくれます。使用後は最寄りの自動車販売店に返却するだけ、という内容です。
利用方法①会員証は必須
JAFは会員であれば無料でロードサービスを受けられますが、そのためには救援を依頼した際、駆け付けたJAFの作業員に会員証を提示しなければなりません。
たとえ会員証を紛失したわけではなくとも、その場で提示ができなければ有料になります。
よくあるケースが、レンタカーや会社の車を利用していて事故やトラブルに遭遇した際、JAFを呼んだのはいいものの会員証は自分の車のダッシュボードに入れていた、というものです。
JAF会員は借りている車でもロードサービスを受けることができるので、会員証は免許証などと一緒にしておくといいでしょう。
基本的にJAFの会員証は通常のカードサイズですが、現在はデジタル会員アプリもあるので便利です。スマートフォンを持ち歩くことが多い方は、ダウンロードしておくといいでしょう。
また、会員証は入会した本人だけしか使えません。明らかに別人と分かる人が会員証を提示しても、ロードサービスを受けられない可能性が高いです。
利用方法②救援の流れ
道路上での車のトラブルなどが発生し、JAFに救援を依頼する際は、まず電話やアプリ、FAXを活用して連絡します。JAFと提携している自動車保険に加入している場合は、保険のコールセンターでもいいでしょう。
そして、救援が来てくれるまで待つことになりますが、電話で連絡した場合はJAFのコールセンターのスタッフとやり取りをします。また、アプリで連絡した場合は送信されたトラブルの内容に基づいてロードサービスカーの手配が行われるでしょう。
救援依頼を受けて、JAFの隊員が全国各地にある拠点から出動します。アプリで救援依頼を出している場合は出動したロードサービスカーが現在どの地点まで来ているかなどを確認することもできます。
後は救援現場にて必要に応じて現場で応急処置を施したり、修理工場などへ搬送したりする手続きを取ることになります。この時、希望すればロードサービスカーに同乗していくことも可能です。
会員でなくとも利用できる
JAFは基本的には会員制ですが、入会していない非会員でもロードサービスを利用できます。
ただし、非会員の場合はサービス内容に応じて全て有料となるので注意しましょう。
JAFの自動車保険に加入することもできる
JAFはロードサービスの提供だけではなく、特定の損害保険会社との提携なども行っています。その会社の自動車保険に加入するとお得にJAFのサービスを受けられるなどの特典が用意されているので、自動車保険選びの際は一度チェックしてみるといいでしょう。
会員と非会員の違い
ここまでで、会員制であるJAFの入会方法やサービス内容を説明してきました。会員でなくとも、有料でJAFのロードサービスを利用することは可能です。
そこでここからは、会員と非会員とでサービスの内容にどのような違いがあるのかを説明していきます。
サービスが有料
JAFに加入している会員と未加入の非会員との大きな違いは、会員なら無料で受けられるサービスが、非会員の場合は全て有料となる点です。では、具体的にどれくらいの金額になるのでしょう?
例えば、車のトラブルでよくあるケースで非会員がJAFに依頼をした場合の金額の相場は以下の通りです。
・バッテリー上がりの場合…13,130円
・タイヤがパンクしてスペアタイヤに交換する作業…13,330円
・キーの閉じ込みへの対処…15,230円
・ガス欠…16,770円+ガソリン代(JAF会員はガソリン代以外は無料)
このようにJAFでは料金体系があらかじめ決まっているので、非会員だけど利用したいという場合は前もって確認できます。
注意したいのは、非会員が高速道路でJAFを利用する場合です。高速道路での作業には危険が伴うほか、進入するにも高速料金がかかります。そのため、高速道路だとバッテリー上がりなら上述の金額よりも2,100円プラスになるなど、少し割高となります。
会員が一緒にいれば家族の車もサービスを受けられる
たとえトラブルに遭遇した車が家族の車だとしても、JAF会員が運転あるいは同乗していれば、ロードサービスを受けることができます。
この場合、会員がその場におらず会員証があるだけでは、サービスを受けられないので注意しましょう。
優先順位に差が出ることも
JAFのロードサービスは、入会していない非会員でも利用可能ですが、車のトラブルが発生して救援を求めた際、救援の依頼が多く入っていると非会員よりも会員の方が優先されるため、場合によっては出動を断られるケースもあるので注意が必要です。
救援に来てもらったときに加入することも可能
ここまでで、JAFのロードサービスの内容とそのサービスを受ける場合の会員と非会員の違いについて説明してきました。
一方、非会員でもJAFに駆け付けてもらったその場で加入することも可能です。その場合の加入方法と注意点を解説していきます。
その場で加入できる
JAFに入会していなくても、車にトラブルが発生してJAFに来てもらった時にその場で入会手続きができます。
手続きは、入会費と年会費の支払いが必要ですが、いずれも後日クレジット払いが可能です。手続きを済ませれば、仮会員証も発行してもらえます。
ただし、会員としての扱いは次回からになる
非会員でも、JAFが救援に来てくれた際に入会手続きが可能なのは説明しましたが、この場合は会員料金でサービスを受けられるのはあくまでも次回以降となり、その場では適用されないことに注意しましょう。
入会した直後に一度JAFに帰ってもらい、またすぐにJAFを呼び出して会員料金でサービスを受けるということもできません。同一の車両で同一の故障内容が連続した場合、全体で一つの作業と見なされることがあるためです。
必要なもの
JAFに救援に来てもらった現場で入会手続きを進める場合、発生したトラブルが突発的なものだと、入会のための十分な準備ができないと思うかもしれません。
しかし、基本的にJAFへの入会手続きは簡単にできます。現場で入会するにしろインターネットなどで入会するにしろ、JAFへの入会手続きは申込用紙へ記載して提出するだけです。
支払いもクレジットカードで後日済ませられるので、気軽に手続きを進めましょう。
JAF以外の選択肢
ここまでで、JAFのサービス内容を説明してきましたが、JAFのロードサービス以外にも、車のトラブルが発生した場合に救援を依頼できる所はいくつかあります。
具体的にどのようなものがあるのか、以下で説明していきます。
JAF以外のロードサービス
ロードサービスは、JAFだけでなく自動車保険やクレジットカードの契約時に自動的に付帯されてくることがあるので、そちらを利用することも可能です。無料か一部有料という形でサービスを受けられることが多いです。
例えば、車を所有しているほとんどの方は、自動車保険(任意保険)に加入しているでしょう。契約内容によって利用回数などに上限が設けられていることもありますが、一般道であれば多くのサービスは無料です。
また、自動車保険に付帯しているロードサービスの利用可能回数が上限に達していたら、クレジットカードに付帯しているロードサービスを利用するというやり方も可能です。
そのため、考えようによっては、自動車保険に加入してクレジットカードも普段から利用しているという方なら、JAFへの加入は不要とも言えます。
他にもロードサービスが付帯されるものとして、ディーラーで発行するローンカードが挙げられます。車の購入代金をローンで支払う場合、発行されるローンカードにロードサービスがついていることもあります。
ディーラー
車がトラブルを起こした場合、その車種を扱っているディーラーの営業所が近所にあれば、駆け付けてくれることがあります。
その車を新車で購入していれば、メーカー保証による修理もできるかもしれません。
ただし、営業所が現場から極端に離れていたり、現場が雪道などの悪路や高速道路などの危険な場所だったりすると、対応できない可能性もあります。ディーラーによる対応が難しそうな状況なら、最初からロードサービスに救援を求めましょう。
自動車販売店
行きつけの、あるいは車を購入した自動車販売店に助けを求めるという方法もあります。前述したディーラーと同じく、トラブルに対応してくれるかもしれません。
しかし、ロードサービスのように出張修理を専門に行っているとは限らないので、注意が必要です。
修理工場・修理業者・ガソリンスタンド
車がトラブルを起こした現場の近くに修理工場や修理業者の営業所があるなら、出張修理を依頼することもできるかもしれません。
ただし、前述のディーラーや車の販売店に依頼する場合と同じく、そうしたサービスを扱っていないこともあります。
中には、ロードサービスに似た出張修理を専門とする修理業者も存在します。救援を依頼できる範囲内にそうした業者の営業所があるなら、修理を頼んでもいいでしょう。
また、対処可能なトラブルは限られていますが、ガス欠やタイヤのパンクなど、応急処置があまり難しくないケースであれば最寄りのガソリンスタンドに相談するという選択肢もあります。
ただし、専門的な部品の交換・修理が必要だったり、従業員が少ない家族経営のスタンドだったりすると、救援は難しいかもしれません。
救援に来てもらう場所も注意が必要です。冬場で道路が凍結している場所、高速道路、山中の悪路などではこうした業者は対応できないことが多いです。そのため、最初からロードサービスに頼ったほうがいい場合もあります。
友人知人
車がトラブルを起こした現場の周辺に車に関する知識がある友人・知人がいたら、救援を求めるのも一つの手です。パンクしたタイヤの交換やバッテリーの充電などは、少し車に詳しい方なら対応可能なことも多いです。
ただし、単純なバッテリー上がりだと思ったら実際はオルタネーターの故障だった、などということも考えられ、こうなると二度手間になります。また、高速道路など危険な場所に呼び出すのは現実的ではないので、初めからロードサービスなどの専門家に頼るほうが安心です。
対応不可能なケース
JAF会員から救援を受けたとしても、JAFで対応不可能と判断されるケースもあります。
例えば、トラブルが発生したのが違法な改造車両やナンバープレートのない車両、大型・小型特殊自動車、車検切れの車両だった場合などです。
ドライバーが飲酒運転をしていた場合や、台風・地震などの災害が起きていて現場が危険な状態になっている場合も対応不可です。
また、積荷が生鮮食品・高級品・危険物などで、ロードサービスによって損害や危険が生じる恐れがある場合も対応は難しいでしょう。
まとめ
①JAFのロードサービスは、バッテリー上がりやタイヤのパンクなど、車にトラブルが起きた時に利用することができる
②JAFは会員制で個人会員・家族会員などがある
③会員が運転・搭乗する車両であれば、会員の所有車でなくてもJAFを依頼することができる
④非会員でも利用可能だが、多くのサービスが有料になる
⑤非会員は救援依頼が混雑していると利用を断られることもある
⑥救援で来てもらった時に入会することもできるが、会員として扱われるのは次回から(その時は料金がかかるので注意)